まだ見ぬ夜の中心を探しに
都市には歴史があり匂いがある。
アジア各地を旅した写真家が「世界のここにしかない」という夜景を撮影。
著者の夜景撮影は、横浜の京浜工業地帯から始まりました。
そして著者は「あとがき」の中でこのように書いています。
「最初はただただ工場の光に魅了されてシャッターを押した。
その頃から夜景を撮影する日々が始まった。
海外の夜景を見に行きたいと思うようになったのは、
カトマンズの映像を深夜のNHKで見てからだ。」
著者によれば、思春期に観たさまざまな海外映画の中の都市風景が、自分の心の原風景になったといいます。
いつか心の中の原風景を自分の眼で見てみたい、確かめたい、願わくは、写真として記録したい。
そんな熱い憧れと衝動から、中国をはじめとしたアジアの都市を自分の足でめぐり、その街ならではの唯一無二の「夜景の美」を撮影する旅が始まったのです。
著者が訪問して撮影した都市は、香港・台北・武漢・広州・深圳・厦門・長沙・張家界・重慶・ホイアン・ヤンゴン・カトマンズ・トラブゾン・イズミール・イスタンブールなど。
これらの歴史ある各都市の夜景の魅力が満載の、美しいモノクロ写真集です。
夜景を眺めながら、時の経つのも忘れて、心の旅を楽しんでみてください。
※「縦読み」仕様本 : 背(閉じ部分)を上にして、(カレンダーのように)縦開きして鑑賞する本です。
書籍データ
- タイトル
- まだ見ぬ夜の中心を探しに
- 著者
- 竹渕出
- 価格
- 1760円(税込)
- 判型
- B5判 64ページ ソフトカバー
- 発売日
- 2023年2月24日
- ISBN
- 978-4-434-31605-0
著者:プロフィール
竹渕出(たけぶち いずる)
写真家。
1983年群馬県生まれ。
東京都写真芸術専門学校を卒業。
カメラアシスタントをやりながら横浜で夜景の撮影を開始する。
海外、特にアジア、中国を中心に都市夜景の撮影を行う。
これまで数々の写真展を開催し、撮影を始めてから20年を迎え、今回の写真集を刊行。
1983年群馬県生まれ。
東京都写真芸術専門学校を卒業。
カメラアシスタントをやりながら横浜で夜景の撮影を開始する。
海外、特にアジア、中国を中心に都市夜景の撮影を行う。
これまで数々の写真展を開催し、撮影を始めてから20年を迎え、今回の写真集を刊行。
夜の都市は、昼間の都市の顔とは、まったく違った別の顔になります。
撮影されているのは、一見物言わぬ寡黙な風景たちですが、どれだけ見つめても見飽きない魅力を持っています。
夜景愛好家はもちろん、忙しい日々に少し心が疲れている人にもおすすめの写真集です。